我が愛しのハーレイ・クイン
ハーレイ・クインを語りたい。
※ネタバレを含みます※
今日観たのは、「Suicide Squad」。
1言でまとめると、
ヴィランズの幕の内弁当みたいだな!!
って感じです。
ジョーカーとハーレクインはハロウィンの仮装でよく見るやつだよな、ぐらいの認識でしかなかったのですが、もっと早く観ておけばよかったと後悔。
これは、ハーレクインのために観る映画。
わたしもハーレクインに「やれば出来る子ね」ってキスされたい。あの可愛いお顔と語尾にハートマークが付くようなイントネーションで褒めてほしい。
周りを苛立たせたり振り回したり突然正気に戻ったようにまともな発言をする理解不能な思考回路を持つハーレクインの“願望”が「ダーリンのお嫁さん♡」な辺り、愛に生きてるなあと感じました。
(ただ、どうやってもジョーカーと“普通に”しあわせに暮らすのは難しいと思うけど……)
監獄に収容される前に「JOKER」というネックレスを付けてるのも、スーサイドスクワッド(決死部隊)に入ってからも「PUDDIN」(プリンちゃん=ジョーカー)というネックレスを付けてるのも、本当に愛おしい。そんなにジョーカーのことが好きなのね。
全てのシーンで最高に可愛いハーレクイン。
スーサイド・スクワッドは、ハーレクイン以外記憶に残らない映画。
正直、ストーリーは面白くないです。
どこかで見たような流れ、ネタを詰め込みすぎて説明不足、早すぎる展開。
6373歳の魔女が暴れて世界の危機だったのに「テロ」と市民に説明し処理してしまう、さすがゴッサムシティだなとは思ったけれど。
悪党ばかりのキャラクターそれぞれの思惑があるような雰囲気だったのに、次のシーンでは“いっちょ世界救いますか”って一致団結してるのが謎すぎる。
そもそもあんなにスーサイドスクワッドのメンバーを増やす必要があったのだろうか。
ウィル・スミスがメインなのはわかるんだけど、それ以外のメンバーに振り分けられた尺が短すぎませんか。
ジャレッド・レトが演じるジョーカーも最高だったから、ジョーカーとハーレクインをメインにした映画を作ってほしい。
ハーレクイン以外では、ムーン博士とその中に眠るエンチャントレス(魔女)が入れ替わる瞬間が好きだった。
「エンチャントレス……」と魔女に呼びかけるムーン博士。その手をぎゅっと握る真っ黒なエンチャントレスの手。
次の瞬間にはムーン博士だったはずの女性はエンチャントレスに入れ替わっている。
ほんの数秒のシーンですが、好きですねー。
***
「スーサイドスクワッド」を観てハーレクインが気になった方にオススメなのは、「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」(BIRDS OF PREY)。
なんと、あんなに愛していたジョーカーと別れる(捨てられる)ところから始まります。
体中に彫ってあるジョーカーを意味するタトゥーを見て溜め息を吐き、
生まれ変わるつもりで髪をばっさり切ってみても涙が溢れてきてしまう。
真っ暗な部屋でテレビを見て泣きながら暴飲暴食する。
まるで本当に、失恋した普通の女の子のようでした。
本当にとってもキュートで憎めないハーレクイン。
色々あって1人の女の子を守ることになった4人の女ヴィランズ。
男の影に隠れるような存在の薄い女ではない、かっこいい女たちのお話です。
とにかく、戦闘シーンが最高のエンターテイメント。
カラフルで悪趣味な遊園地の中で女の子を守りながら戦う女たち。
最&高。
展開の都合上、戦闘中にハーレクインが突然スケート靴に履き替えていても許せるってもんです。
マーゴット・ロビーは本当にハーレクインのハマり役だったと思う。
やっぱりハーレクインとジョーカーで1本映画作ってくれないかなあ。
20210212