「いつでも離婚できる」という安心 (妻の胸ならいつでも触っていいと思っている夫へ)
先日、こんな記事を見つけました。
勝手に胸を触ってくる夫。
離婚が頭を過ぎる妻。
我が家のことかと思った。
所有物。ペット。
なるほど、言われてみるとたしかに我が家の夫もそんな感じだわ。
日常生活のなかで、夫がよくハグをしてくるのですが、夫の場合、その後に胸を触ってくるまでがセット。
何なら、わたしが「やめて」と手をはたくと「俺の右手が勝手に触ったんだ」とふざけるところまでセットみたいになってしまっている。
本気で拒否しているし、嫌悪感も露わにしているんだけれど、一向にやめてくれない。
夫からしたら、“俺のペットを撫でているだけ”という感覚なのでしょうね。(そう指摘したら、否定するだろうけど)
ああ、人間として扱われたい。
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わたしの生まれ育った家庭は、機能不全家族でした。
クソ田舎、家父長制、過干渉な母親、アルコール依存症の父親。
毎日響く怒鳴り声、頭の上からどぼどぼと酒を浴びせられたときの絶望感、何度ごめんなさいと謝っても出してもらえなかった狭い倉庫。
いやあ、どこをどう切り取っても、いい思い出がないなあ。あはは。(笑い事ではない)
どうにかこうにか結婚という選択で親から逃れられると思った矢先に言われた、母親からの「あなたのために離婚しなかった」という一言。
ダメ押しの右ストレート。KO負けです。
そうして、思いました。
「いつでも離婚できるようにしておこう」と。
子供を理由に離婚しないとか、金銭的な理由で離婚しないとか、そんなことがないようにしておかなくては。
そこから、10年が経ち、米国株投資を始めました。
もっと早くやっておけばよかったと後悔したけれど、この10年間、3姉妹の子育てで手も頭もいっぱいいっぱいだったので、突然やってきたコロナ禍でのステイホーム期間はちょうどいいタイミングだったと思います。
お金が増えると、安心する。
気持ちに余裕が生まれる。
ある一定以上の含み益が出来上がると、少し利確してキャッシュを持つ。
まだ使う場面ではないと思ったらまた株を買う。
「売買を多くすると、手数料が無駄になる」「長期投資・ほったらかし投資の方がいい」という意見をよく耳にしますが、少なくとも今のわたしにとってはこれが安心できる投資法なので、いいんです。
証券口座に入金するたび、含み益が積みあがっていくのを確認するたび、わたしは安心できる。
「これで、いつでも離婚できる」と。
(西原さんの「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」は3姉妹を育てるうえで何度も読み返している一冊です。読みやすい文章でスッと心に入ってくる子育ての経験談がとてもいい。好きです。)
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