ポエマーになれない妻
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先日、ニュースを見ていたら、韓国の詩集が人気だという特集が組まれていた。
詩集かあ、若い頃はポエマーしたいよね、わかる。
と思っていたら、出てきたのは韓国の詩集に影響されて自分でもポエムを書いた“妻を愛する夫”で、自分が書いたポエムを妻に読んで聞かせるというシーンだった。
わたし「(うずうず)」
ダンナ「いいからもう黙ってて」
わたし「黙ってるよ?」
ダンナ「顔がうるさい」
画面にうつるのは、ポエムを声に出して読んでいく夫さん。
わたし「ああああわたしこういうの無理!かゆくなる!あああ!」
ほら始まった、と言わんばかりに隣に座るダンナが面倒くさそうな顔をしている。
扱いがひどいな、おい。
……映像は流れていき、妻さんが「ポエムもアリですね」みたいなことをコメント。
わたし「いや、ナシだわ。ナシよりのナシだわ」
わたしの様子を見たダンナは呆れながら笑い、溜め息まじりに落ち着きなよと言ってくる。
そして、最後の映像が特に引っかかった。
ポエム朗読の後、映像にうつる夫婦の赤子が泣いてしまい夫さんは抱いていた赤子を妻さんに渡した。
泣きやませることもできずに赤子を妻さんに渡したのは、夫さんのインタビューの途中だったからかもしれない。泣いた赤子を抱きながらコメントするのは大変だしね。そう、泣いた赤子を、泣いた赤子をあやすのって大変だし、うん、
わたし「あぁ?ポエムを読むことはできても赤子をあやすことはできませんってか?お?」
ダンナ「そういうとこだよ」
キミって日本のテレビは見ない方がいいね、と夫に言われる始末だ。
(※ニュースに登場した夫婦さんを批判したいわけではないですよ)(冗談まじりの会話ですよもちろんええ)
……こんなことを言っていますが、韓国の詩集はとても好きでよく読んでいます。
去年めちゃくちゃ人気だった「すべての瞬間が君だった」も映像のなかで出てきていました。
韓国ドラマ「キム秘書はいったいなぜ?」にも登場してきた本ですね。
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